瀬野川病院の看護師は
精神科のスペシャリストの
医師・薬剤師から
頼りにされる存在。

研修について

松本 かおり
瀬野川病院 副看護部長
看護師/BLS/ACLSプロバイダー 2006年入職
様々な視点で患者さんを看られる看護師に
新卒の方には3日間ほどの新人研修プログラムを特別に組み、院内に関することだけでなく社会人としての心得や常識、マナーなどを習得してもらいます。中途採用の方にも院内研修として様々な項目を設けており、特に医療安全に関する研修には力を入れています。しかし、精神科の患者さんは内科的な疾患を併発している方も多く、精神科だけを学んでいても良い看護・医療はできません。身体の救急に対応するプログラムや研修制度を用いて、看護師も多方面から患者さんにアプローチできるよう教育していきたいと考えています。
※動画内の情報は2018年時点のものです

教育制度

新卒の方や中途採用の方に向けた研修はもちろんのこと、1年間のプログラムで様々な研修をおこなう研修委員会や各プロジェクトチームによる勉強会など、病院全体で学ぶ環境が整っています。こういった院内での指導のほかに、県内の他院においてフィジカル面やアセスメント力を身に付けるための実習も1年に数回実施しています。
必須研修は勤務時間内で実施し院外研修は出張勤務扱いとなりますので、プライベートな時間を確保しながら負担なく学ぶことが可能です。

研修年間計画(例)

4 5 6 7 8 9

アンガー
マネジメント

接遇研修
基本マナー
新社会人研修

接遇研修
電話対応
クレーム対応

統合失調症患者への生物・心理・社会モデルを用いたアセスメントとアプローチ方法

感染①
必須

救急蘇生

行動制限①

うつ病看護

医療安全①
必須

補助者研修
補助者必須

終末期看護

10 11 12 1 2 3

医療機器

医薬品安全

感染②
必須

人権について

防災について

褥瘡について

M-ECT

行動制限②

補助者研修
補助者必須

救急蘇生

検査データの
見方について

医療安全②
必須

新人研修

新人看護師研修日程(例)

テーマ 主な内容 対象
5月 精神保健福祉法
入院形態の理解
精神保健福祉法の基礎知識 全対象者必須
6月 包括的暴力防止プログラム
(CVPPP)
CVPPP について講義及びその実際 全対象者必須
7月 精神疾患について 精神疾患について 全対象者必須
8月 薬物療法①
薬物療法②
薬物療法の基礎知識
薬物療法の基礎知識②・薬物療法看護
全対象者必須
9月 半年の振り返り 自分に置かれている現状と課題を明確にする
意見交換
全対象者必須
10月 フォローアップ研修 入職者対象の入職後半年のフォローアップ研修 全対象者必須
11月 多職種講義 精神保健福祉士による社会的資源の活用
作業療法士による精神科における作業療法の役割
全対象者必須
12月 一次救急 成人B L S (一時救命処置) 今年度入職者
必須
1月 老年期精神障害 老年期精神障害の看護(認知症) 全対象者必須
2月 1年振り返り 院内・院外研修で学んだことを発表(レポート)
1年を振り返り、今後の課題を明確にする
全対象者必須

新人看護師集合研修会 広島県より看護協会に委託事業

(対象:新人看護職員)
自己の学習課題の発見と取り組み(※内容は一例です。)

日本精神科看護協会 広島県支部研修会

(対象:新卒看護職員・既卒・進学コース)
技術的側面 主な内容
4月
注射技術の実際① 皮下・筋肉内・静脈内注射・採血
注射技術の実際② 末梢血管確保のテクニック(留置針の使用)
バイタルサインの基礎 異常の早期発見に向けたバイタルサインの基礎
薬剤の管理 薬剤の基礎知識
輸液の管理 輸液療法に伴う危険と合併症
医薬品の安全管理について 正しい与薬方法(医療安全対策マニュアルより)
フィジカルアセスメント 呼吸・循環・中枢神経系
5月
口腔ケアの基礎知識 口腔ケアに必要な嚥下機能を含む基礎知識
口腔ケアの実際 口腔ケアの必要性・ケアの実際・義歯のケア・がんと口腔ケア
食事介助(嚥下障害) 栄養管理の基礎、NSTの活動、食事援助のポイント
9月
フィジカルアセスメント応用編 フィジカルアセスメント(事例を通して)
心不全看護
( 病態・セルフケア支援)
心不全の病態生理とセルフケアの支援
輸血療法と看護 輸血療法の目的・輸血業務の流れ・検査
輸血副作用・看護のポイント
※内容は一例です。

プリセプター制度

当院ではプリセプター制度を採用し、一人の先輩看護師(プリセプター)が一人の新人看護師(プリセプティ)をマンツーマンで指導しています。常に行動を共にするため看護師としての技術や知識を与えてくれるだけでなく、相談役として精神面でも支えとなってくれるプリセプターは身近な良きお手本です。プリセプティは日常的に手厚いサポートを受けることができるので、不慣れな仕事であっても安心して取り組むことができます。
市川 修次 看護師 
プリセプター 2015年入職
沖本 美加 看護師 
プリセプティ 2018年入職
※動画内の情報は2018年時点のものです
橋本 宜昌 看護師 
プリセプター 2012年入職
増平 遥香 看護師 
プリセプティ 2018年入職
※動画内の情報は2018年時点のものです

キャリアアップ支援

内科医とのトータルでのケアサポート

当院には内科の医師も多く在籍しています。精神科の薬によって血糖値が上がったり、ひどいときには横紋筋融解症を発症してしまったりと、内科疾患を併発させることがあるためです。薬には活動的になっている心を鎮める作用があるため、身体機能にも少なからず影響を与えています。体の動きが鈍くなれば転倒・骨折といったリスクも当然高まり、内科の医師による診断が不可欠です。精神科の看護師は医師と連携をとりながら、内科疾患にも適応していく力が求められています。
瀬野川病院は多くの研修プログラムを行っています。
なおかつプロジェクト・委員会での勉強会も行っています。
依存症プロジェクト
医療安全に関する研修
マナー研修
接遇の研修

資格取得実績

日本精神科看護協会 認定看護師   
8名
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